レッドペナルティエリア完全網羅!損しない救済ルールとイエローの差

レッドペナルティエリア完全網羅!損しない救済ルールとイエローの差

レッドペナルティエリア完全網羅!損しない救済ルールとイエローの差の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。

打球が赤線を越えてエリア内に飛び込んだ際、プレーヤーには複数の選択肢が与えられます。まず大原則として理解すべきは、レッドペナルティエリア救済処置は義務ではなく「選択肢のひとつ」に過ぎないという点です。ボールが見つかり、安全に打てる状態であれば、後述するように無罰でそのままプレーを続行することも認められています。

実戦で救済を選択する場合、規則17条に基づき1打罰をスコアに付加した上で、次の3つの選択肢から最も状況の良いドロップ位置を決定します。

1つ目は、前回のショットを放った場所のできるだけ近くから打ち直す「ストロークと距離の救済」です。ティーショットがすぐ近くの崖下に消えた場合などは、ティーイングエリアに戻って3打目として打ち直す判断が賢明なケースもあります。

2つ目は、ホール(ピン)と「ボールが境界を最後に横切ったと推定される地点」を結んだ直線上で、その地点よりも後方であれば距離の制限なく下がることができる「後方線上救済」です。2023年のルール改訂以降、後方線上の基準点にボールをドロップした際、その落ちた地点から全方向に1クラブレングス転がって止まればインプレーとなる運用が定着しています。

3つ目が実戦で最も多用される「ラテラル救済」です。最後に境界を横切った地点を基準に、ピンに近づかない外側のエリアにボールをドロップして脱出を図ります。

ここで初心者が最も混乱するのがペナルティエリア打数カウントの真相です。「1打罰だから次は2打目なのか、それとも3打目なのか」という問い合わせがゴルフ場のマスター室には絶えません。計算式は明快で、「打った数(1打)+ペナルティ(1打)+次のショット(1打)=3打目」となります。つまり、ティーショット(1打目)が赤線内に入り救済を受けた場合、ドロップ後のショットは「第3打」としてカウントされます。救済そのものは打数ではなくペナルティの加算であるため、この数え方を体に染み込ませておく必要があります。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。