通称・札幌ドームとして長年親しまれ、現在はネーミングライツにより「大和ハウス プレミストドーム」として稼働している本施設は、北海道内における最大規模の屋内多目的施設です。興行形態によってレイアウトは大きく変動しますが、フルドーム形式による音楽ライブ時の最大収容人数は約5万3,000人に達します。中規模公演向けの「新モード」運用(アリーナの一部をカーテン等で仕切る形態)も導入されていますが、トップアーティストの大規模ツアーでは原則としてドーム全体を使用したフルキャパシティ公演が基本となります。
入場口となるゲート番号と入場動線の設計は、来場者が最初に直面する重要な分岐点です。メインのアクセスルートである地下鉄東豊線・福住駅から歩行者デッキを渡ってアプローチする場合、ドーム正面の北ゲートおよび南ゲートが主要な入場口となります。チケットに記載されたゲート番号によってあらかじめ入場動線が指定されており、北ゲート側は1塁側スタンドやアリーナ北側ブロック、南ゲート側は3塁側スタンドやアリーナ南側ブロックへと直結しています。入場時の混雑緩和のため、指定ゲート以外からの入場は制限されるケースが一般的です。
また、ドームの敷地は北側の丘陵傾斜地を利用して建設されているため、地上レベルと客席フロアの階層感覚に独特のズレが生じます。ゲートをくぐったコンコース階は、スタンド席の中段から下段付近に直結しており、そこから階段を上って上段スタンドへ向かうか、専用通路や階段を経由してグラウンドフロア(アリーナ席)へと降りていく構造になっています。自身の座席位置がゲートからどの程度の高低差にあるのかをあらかじめ頭に入れておくと、開演前の移動が非常にスムーズになります。