岩井の薫陶を受けた「虎」と呼ばれる社長たちは、今や日本のビジネス界で独自のポジションを築いている。彼らが口を揃えて言うのは、岩井の「人を見る眼」の確かさと、底なしの面倒見の良さだ。カメラが回っていない場所での彼は、誰よりも義理堅く、他人の成功を喜ぶ男だったという。
「厳しいことを言うのは、その人を本当に救いたいからだ」。この哲学は、SNSでの誹謗中傷や表面的な優しさが蔓延する現代において、より一層の輝きを放つ。厳しい叱責の裏にあった深い愛を、かつての志願者たちも、そして視聴者も理解していたからこそ、彼は愛され続けた。