現地に赴いた筆者が目の当たりにしたのは、従来の単独コンサートとは根本的に異なる観客席の光景でした。武道館の通路やスタンド席には、色とりどりの推しTシャツを着たファンが混在しています。アイドルオタクの隣にベテランロックバンドのツアーグッズをまとったファンが座り、演歌歌手の登場時には全員が息を合わせて手拍子を打つ姿は、他では見られない異様なまでの祝祭空間です。
SNS上でのネットの反応や評判を詳細に追跡調査したところ、視聴者からは次のようなリアルな反響が寄せられていました。
「目当てのグループが終わっても面白すぎてテレビのリモコンに戻れない。気づいたら知らないアニソンや演歌で全力でペンライトを振っていた」(20代男性・現地参加)
「ABEMAのコメント欄の流れが速すぎて読めないレベル。地上波番組のCMの合間に覗くつもりが、メドレーの完成度が高すぎて年越しまで結局ABEMAをつけっぱなしだった」(30代女性・配信視聴)
「曲順のテンポが異次元。MCで無駄に引っ張らず、次から次へとアーティストが歌い継ぐから8時間があっという間に溶ける」(40代男性・配信視聴)
一方で、チケット倍率の高騰に対する不満や、「推しの出番が何時になるのかタイムテーブルの確定時間が直前すぎる」といった声も一部で見られました。しかし、これらは生放送特有の緊張感や突発的なサプライズを楽しむカルチャーとして、ファンの間でも半ば好意的に受け止められているのが実態です。