「メイクを落とすとすっぴんで顔が赤いのは一体なぜ?」という疑問を抱える方の多くは、入浴後や洗顔直後に最も強い赤みを感じています。その最大の要因は、クレンジング工程における物理的摩擦と急激なバリア機能の破綻です。
皮膚の最外層にある角質層は、わずか約0.02ミリ(ラップ1枚程度)の厚みしかありません。シートタイプのメイク落としでゴシゴシ擦ったり、洗浄力の強すぎるオイルクレンジングで必要以上に皮脂を奪ったりすると、角質細胞同士をつなぐ細胞間脂質(セラミドなど)が流出します。その結果、外刺激から肌を守る「肌のバリア機能」が急激に低下し、毛細血管が外部の温度差や刺激に対して過敏に反応して拡張するのです。
さらに、入浴時の熱いお湯ですすぐ行為も血管を一気に拡張させ、クレンジングの摩擦と相まって強いほてりを生み出します。「落とすケア」での刺激の積み重ねが、すっぴんの赤みを慢性化させる第一の引き金となっています。