ラデュレのサロン・ド・テ文化を日本で象徴していたランドマークといえば、銀座三越にあった「ラデュレ サロン・ド・テ 銀座」でした。2008年のオープン以来、ルイ16世様式の豪奢なインテリアと銀座の街を見下ろす絶好のロケーションで熱狂的な支持を集めていましたが、2023年8月末日をもって惜しまれつつ閉店しました。長年親しまれた旗艦店の幕引きは、多くのファンに大きな喪失感を与えた出来事です。
その後、国内展開は新たなフェーズへと移行しました。現在のサロン・ド・テ展開は、ブティック単体での販売拠点と、イートインスペースを有するサロン店舗に整理されています。代表的な拠点における状況は以下の通りです。
現在、フルサービスのサロン・ド・テとしてテーブル体験を堪能できる主要拠点は、京都四条店や一部のブティック併設カフェ、期間限定ポップアップなどに限られています。銀座エリアでは「ブティック」としてのテイクアウト展開や贈答用需要にシフトしており、かつての銀座三越のような大規模なフルサロンは姿を変えています。このサロン店舗のスクラップ・アンド・ビルドも、「どこで食べ放題やアフタヌーンティーが楽しめるのか」というユーザーの混乱を招く要因の一つとなっています。