タンブラーを使う最大の金銭的インセンティブが、タンブラー割引の金額と値引きのルールです。スターバックスでは資源削減への協力に対するお礼として、ドリンクの本体価格から20円の値引きを実施しています。税率の違いにより、店内飲食(消費税10%)の場合は22円引き、持ち帰り(消費税8%)の場合は21円引きがレシート上で直接控除されます。毎日1杯ずつ購入した場合、年間で7,000円〜8,000円前後の節約につながる計算です。
ここで多くの方が抱く疑問が、「スターバックスで購入した公式ボトル以外を持ち込んでも良いのか」という点でしょう。結論から申し上げますと、スタバへの他社製タンブラー持ち込みは公式に完全解禁されており、何ら問題ありません。サーモス(THERMOS)や象印、タイガー魔法瓶といった国内メーカーの高機能ボトルはもちろん、無印良品や100円ショップのクリアボトルであっても、衛生基準を満たした容器であれば一律で割引が適用されます。現場のパートナーに確認取材を行っても、「他社製ボトルをお持ちになるお客様は日常茶飯事であり、気兼ねなく出していただいて構いません」との回答が一貫して得られています。
しかし、利用者の行動を観察すると、「実は損をしている」意外な盲点が存在します。それが容量と注文サイズのアンバランスです。たとえば、手持ちのタンブラーが355ml(トールサイズ相当)の容量しかない場合、グランデサイズ(470ml)を注文しても入り切らないため、サイズダウンを余儀なくされます。逆に、500mlの大型ボトルにショートサイズ(240ml)を注いでもらうこと自体は可能ですが、氷の溶けやすさや香りの広がり方に影響を及ぼすことがあります。さらに深刻なのは、規定容量ギリギリのボトルを持参した結果、ホイップクリームやフォームミルクを減らされてしまい、本来のカスタマイズを100%楽しめないケースです。この仕様を知らずに注文すると、割引額以上の体験価値を損なってしまうことになります。