次に、子ども自身が乗るキッズバイクの保管用カバーについて検証します。自転車販売店の整備士の証言によると、「子供用自転車のチェーンやブレーキのサビ付き修理で持ち込まれる車両の多くが、不適切なカバー使用による湿気溜まりが原因」だと指摘されています。
「大は小を兼ねる」と考え、子供用自転車カバー16インチの幼児用自転車に対して大人用(26インチ用)カバーを被せるのは致命的な過ちです。裾が地面に垂れ下がって泥水を吸い上げ、毛細管現象でカバー内部が常に高湿度状態となり、かえってフレームやチェーンの腐食を加速させます。また、強風を袋状に受けて自転車ごと簡単に転倒し、ブレーキレバーの破損やフレームの傷を招きます。
16インチ前後の幼児車の多くには「補助輪」が装着されており、左右の車幅が通常の自転車よりも大幅に広くなっています。そのため、単なる平面裁断のカバーでは突っ張りやすく、縫製部から裂けやすくなります。台形型に広がった「補助輪対応立体裁断」が施されている子供用自転車カバー防水モデルを選ぶことが不可欠です。
小学生が乗る子供用自転車カバー20インチ(ジュニアシティ車やマウンテンバイク)では、前カゴの突起や変速機ワイヤー、ハンドルの全幅をカバーできる立体設計が基準となります。さらに重要なのが、前後輪の裾に配された強固なゴム絞りと、車体下部でカチッと固定できる「ワンタッチバックル」の存在です。車輪部分にワイヤーロックを通せるアイレット(鍵穴スリット)が補強されていれば、強風による飛散防止と盗難抑止を同時に実現できます。