パースとは?遠近法との決定的な違いと3つの描き方をプロが徹底解説

パースとは?遠近法との決定的な違いと3つの描き方をプロが徹底解説

パースとは?遠近法との決定的な違いと3つの描き方をプロが徹底解説に関する主要な事実を詳しくまとめました。詳細な解説をご覧ください。

透視図法は、物体が持つ「縦・横・奥行き」の3軸のうち、何本の軸を消失点へ収束させるかによって「1点透視図法」「2点透視図法」「3点透視図法」の3段階に分類されます。それぞれの視覚効果、用途、設計時の難易度を比較表に整理しました。

透視図法の種類消失点の数・位置適した場面・主な用途作画上の注意点・視覚的特徴1点透視図法1箇所(アイレベル上)・廊下、道路、トンネル
・正面から見た部屋(内観パース)
・視線を中央に誘導する構図縦線と横線が画面と平行(直角)。奥行きだけが消失点に集まるため初心者でも描きやすいが、単調になりやすい。2点透視図法2箇所(アイレベル上の左右)・建物の角から見た外観パース
・家具の斜め配置
・街並み、日常イラスト全般縦線は垂直のまま維持。左右の横線がそれぞれの消失点へ向かう。最も自然な立体感が得られ、実務使用率が最も高い。3点透視図法3箇所(アイレベル上の左右2点 + 上空または地下に1点)・高層ビルの見上げ・見下ろし
・迫力あるバトルシーン
・スケール感の強調垂直線も第3の消失点へ収束するため、激しいパース感(高さ・深さ)が生まれる。消失点間の距離設定がシビア。

実務やイラスト制作において「どれを使うべきか」迷った場合、まずは2点透視図法を基準に考えると破綻を防げます。真正面から対象を捉えたいときは1点透視、極端な高低差やダイナミズムを演出したいときは3点透視、という使い分けが定石です。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。