長年名古屋駅を利用している人の中にも、「西口は夜になると薄暗く、歓楽街特有の客引きが多くて近寄りがたい」という10年以上前の古いイメージを抱いたままの層が少なくありません。しかし、警察による取り締まり強化と駅前再開発の波により、路上での執拗な呼び込み行為は徹底的に排除されました。現在では防犯カメラの設置や街路灯のLED化が進み、夜間でも視界が広く確保された安全な歩行空間が整備されています。
この治安改善と街の美化に伴って著しい変化を遂げたのが、名古屋駅西口女子会おしゃれ居酒屋の台頭です。東口のレストラン街は週末ともなると予約なしでは入れず、時間制限も厳格ですが、西口の路地裏には古民家をモダンに再生した隠れ家イタリアンや、クラフトビールとナチュールワインを専門に扱うビストロが隠れた名所として機能しています。「ガヤガヤしすぎず、肩肘張らずに美味しいお酒と肉料理が楽しめる」と、感度の高い女性グループの支持が西口へと急速にシフトしています。
また、出張時のトラブルとして頻発する「2軒目の難民化」を救うのが名古屋駅西口深夜営業居酒屋の強みです。東口の商業施設内店舗は22時ラストオーダー、23時完全閉店が徹底されているのに対し、西口の個人店や専門酒場は深夜3時や始発直前の翌朝5時まで営業を続ける拠点が多数存在します。「仕事の打ち上げが長引いた」「新幹線の最終便を逃してしまった」という局面において、質の高い温かい料理と酒にありつける安心感は、名駅エリアにおいて西口だけが持ち合わせる決定的な強みです。