この回で松本まりかさんが演じた役名は西田緑(みどり)。雀荘で働きながら、どこか寂しげな陰を背負って生きる女性です。
物語は、雀荘の客であり、常に寝不足で居眠りばかりしているヒカル(近藤公園さん)との出会いから始まります。ふとしたきっかけで言葉を交わすようになった2人は、深夜のめしやでマスターが作る重ね鍋「白菜と豚肉の鍋」を一緒に囲む仲に。
お互いに踏み込みきれない絶妙な距離感を保ちながら、少しずつ縮まる心の距離。しかし、緑が抱える過去の事情や日常の切なさが交錯し、物語はほろ苦くも温かい結末へと向かいます。ポン酢と大根おろしでシンプルに味わう熱々の鍋が、孤独な2人の心をじんわりと温める演出は見事の一言です。