英語学習者が最もやってしまいがちな失敗が、否定文に対して反射的に「Me too」と返してしまうパターンです。なぜこれが重大な誤解を招くのか、英語の論理構造から解説します。
英語における「too」は、根本的に「肯定的な内容の追加・同調」を担う副詞です。そのため、否定文の後に「Me too」を置くと、ネイティブの脳内では「I like it too(私は好きだよ)」のように肯定へ打ち消されたと解釈されるか、あるいは単に「文法的に激しい矛盾を抱えた壊れた英語」として処理されてしまいます。
外資系企業や海外留学の現場でも、「残業したくない(I don't want to work overtime)」という同僚の発言に勢いよく「Me too!」と答えてしまい、「えっ、君は残業したいの?」と困惑されたという失敗談は後を絶ちません。日本語の「私も(同じ気持ちです)」という感覚をそのまま英語に直訳しようとせず、「相手の動詞が否定形(don't / can't / haven'tなど)なら、返す言葉もneitherにする」という条件反射を身につけることが極めて重要です。