インドや南アフリカの現地メディアによる試乗テストや現地ユーザーのインプレッションを精査すると、実用車としての確かな完成度が浮かび上がってきます。
現地オーナーの声で特に高く評価されているのは、「3列目シートの実用性」と「しなやかな足回り」です。全長4.4mクラスでありながら、2列目シートのスライド機構を適切に調整することで、成人男性が短中距離を移動するのに十分なレッグスペースが確保されています。また、路面状態が過酷な新興国向けにセッティングされたサスペンションは、段差のいなし方に定評があります。
一方で、「高速域での追い越し加速にはややモタつきがある」「3列目を展開した状態でのラゲッジ容量は最小限にとどまる」といった指摘も見られます。高級感や絶対的な動力性能を求める車ではなく、あくまで家族全員が移動するための「信頼性の高い道具」としての性格が際立っています。