家庭にある食材で最高の一杯を作るための、調理科学に基づいた実践手順を公開します。
まずは雑炊のぬめり取りのやり方と調理手順です。
- 炊いたご飯(1人前約80〜100g)をザルに入れ、蛇口からの冷水にさらしながら、箸や指先で優しくほぐすように表面のぬめりを洗い流す。
- 水気をしっかりと切る(余分な水分が残ると出汁が薄まるため重要)。
- 鍋に出汁250ml、薄口醤油小さじ1、みりん小さじ1/2、塩少々を沸騰させる。
- 水気を切ったご飯を投入し、中火で1〜2分程度軽く煮立てる(煮込みすぎると米がふやけてぬめりが戻るため短時間が鉄則)。
- 溶き卵を回し入れ、火を消して蓋をし、20秒蒸らした後に刻みネギや三つ葉を散らす。
続いて、心まで温まるおじやの美味しい作り方です。
- 冷やご飯を電子レンジで軽く温め、あらかじめほぐしておく。
- 鍋に出汁300mlと細かく刻んだ野菜(大根、人参、きのこなど)を入れて煮込む。
- 野菜が柔らかくなったら、温めたご飯を洗わずにそのまま投入する。
- 弱火〜中火で木べらを使い、焦げ付かないよう底から優しく混ぜながら4〜6分程度じっくり煮込む。
- 味噌を溶き入れるか、醤油で味を調え、全体にとろみがついたところで火を止める。お好みで刻み海苔や七味唐辛子を添える。
【プロの結論】おすすめできる人・状況に応じた選択基準
雑炊とおじやのどちらを作るべきか迷った際は、以下のシチュエーション基準を参考にしてください。
- 雑炊を選ぶべきケース:
- 鍋料理の出汁が上質で、スープ本来の旨味を濁さずに楽しみたいとき
- お酒を飲んだ後の締めなど、喉越し良くサラリとお腹に収めたいとき
- 見た目にも美しい透明感のある上品な仕上がりにしたいとき
- おじやを選ぶべきケース:
- 風邪の引き始めや胃腸が疲れており、体を芯から温めて消化を助けたいとき
- 冷蔵庫に残った硬い冷やご飯や半端な野菜を一掃し、満足感の高い一品にしたいとき
- 味噌味やチゲ風など、濃厚なスープを余すことなく楽しみたいとき