日本国内の衛生資材市場において、不織布マスク国内シェアの過半を握るのは、長年の研究開発実績を持つ老舗トイレタリー企業と、柔軟な生産ラインを構築した製造ベンダーです。日本衛生材料工業連合会(JHPIA)の統計や民間調査機関のPOSデータをもとに算出した、現在のマスクメーカーランキング2026における上位陣の顔ぶれは以下の通りです。
堂々の首位を走り続けているのがユニ・チャームです。「超快適」「超立体」の2大ブランドを軸に、ドラッグストアやコンビニエンスストアの棚を圧倒的な配荷力で押さえています。特許を取得している伸縮性不織布「やわらかストレッチ耳かけ」や、シルク配合の肌触り設計は、長時間のデスクワークや接客業に従事する層から「耳が痛くならない唯一の選択肢」として絶対的な信頼を勝ち取っています。
この牙城に激しく迫るのがアイリスオーヤマです。宮城県角田工場への巨額投資によって国内一貫生産体制を敷き、ホームセンターやオンライン直販での強みを遺憾なく発揮。「美フィットマスク」や通気性を極限まで高めた「ナノエアーマスク」など、生活者の細かな不満(ペコペコ呼吸、フェイスラインの崩れ)を解決する商品開発で、若年層からビジネスパーソンまで幅広いシェアを奪取しました。
3位につける興和は、医薬品メーカーならではの知見を活かした「三次元マスク」シリーズで中高年層および医療従事者から高いリピート率を誇ります。4段階の捕集フィルター技術や銀系抗菌フィルターの採用など、防御性能に対する妥協なき姿勢が評価されています。そして4位の白元アースは、「快適ガード」シリーズや女性向け「be-style」で圧倒的なコストパフォーマンスと実用性を両立させ、ファミリー層のまとめ買い需要を確実に囲い込んでいます。