国内屈指の運用会社である大和アセットマネジメントが手掛けるダイワ・J-REIT・オープン(毎月分配型)は、市場黎明期から業界を牽引してきたフラッグシップだ。東証REIT指数をベンチマークとし、市場全体へ分散投資を行うことで安定的なインカムの獲得を目指す設計思想を持つ。
しかし、パッシブ的に市場全体を網羅する手法は、地銀や機関投資家の売り越し圧力をもろに受ける弱点も抱える。好業績の優良銘柄が下落を支える一方で、借入比率が高く金利耐性の低い銘柄の不振がファンド全体の足を引っ張る構図が浮き彫りになってきた。運用会社の看板やファンド純資産の規模だけで安心を買える時代は、とうに過ぎ去っている。