府中牝馬ステークスの過去10年における単勝1番人気の勝率は約20%〜30%前後にとどまり、重賞の中でも波乱含みの傾向を示しています。過去には単勝2桁人気の伏兵が勝利したり、馬連万馬券や3連単数十万馬券が飛び出したりと、ファンを驚かせる結果が幾度となく刻まれてきました。
荒れる最大の要因は「秋の目標設定のズレ」にあります。すでにG1タイトルや賞金加算を持つ実績馬は、あくまで次走のエリザベス女王杯を見据えた仕上げ(叩き台)で臨むケースが目立ちます。一方で、本番への出走権や賞金加算が至上命題となる夏の上がり馬・オープン馬は、ここをメイチの勝負駆けとして万全の状態で仕上げてきます。この仕上がりと陣営の思惑のギャップが、毎年のように高配当を生み出す土台となっています。