ネット上のコミュニティ(SNSやQ&Aサイト)には、過去の台風襲来時に痛恨の判断ミスを犯した人々のリアルな証言が溢れています。現場で何が起きているのか、生の声を検証すると共通の「落とし穴」が浮かび上がります。
「朝起きたときは風も雨も大したことがなく、油断して出社したら、昼過ぎに電車が止まって帰宅難民になった」(30代会社員・首都圏)
「予報円の端っこに住んでいたので直撃しないと思い込んでいた。実際には雨雲レーダー現在地で真っ赤な線状降水帯が直撃し、自宅前の道路があっという間に冠水して車が水没した」(40代自営業・静岡県)
報道関係者が浸水被害現場を取材した際、被災住民の手記や証言で最も頻出するのは「まさか自分の街が」という言葉です。風の強さばかりに気を取られ、前線による「先行する大雨」への備えを怠るケースが被害を拡大させている実態が浮き彫りとなっています。