療養食=味気ないという古いイメージを打ち破ったのが、料理研究家の栗原はるみ氏をはじめとする家庭料理のパイオニアたちだ。素材の持つ自然な甘みと柔らかなテクスチャーを引き出し、食べる喜びを損なわずに胃をいたわるレシピは、多くの読者から絶大な支持を集めている。
さらに、NHK『きょうの料理』でも近年、胃腸が弱った際の手間なしレスキューレシピが頻繁に特集されている。大根をすりおろして加熱した「みぞれ煮」や、長いもを蒸してペースト状にしたポタージュなど、プロの料理人による最新のアイデアは、忙しい平日でも10分程度で作れる実用的なものばかりだ。