1959年の松竹映画『朝を呼ぶ口笛』での銀幕デビュー以来、通算120本以上の映画に出演してきた吉永小百合ですが、映画出演料に関しては必ずしも「最高額を要求する」スタンスを取っていません。
山田洋次監督の『母べえ』『母と暮せば』『こんにちは、母さん』や、成島出監督の『いのちの停車場』など、近年の主演映画でも作品の制作規模や趣旨に寄り添ったギャラ設定を行っていると伝えられます。映画業界関係者からは「制作費を圧迫しないよう、提示された予算枠の中で快く引き受けている」という証言も多く聞かれます。
吉永小百合にとって映画出演は「富を増やすためのビジネス」ではなく、映画人としての情熱を注ぎ込む本業そのものです。CMで築いた盤石の財政基盤があるからこそ、自らが真に出演したい良質な映画作品へ妥協なく専念できる環境が整っています。