長年、日本国内で流通する製品の約9割以上は中国からの輸入に頼ってきた。しかし、近年の円安や物流コストの急増、地政学リスクの高まりを受け、国内の農業現場でも新たな動きが始まっている。長野県や群馬県をはじめとする高原野菜の産地で、国内栽培への参入が相次いでいるのだ。
「レタス農家にとって、茎レタスは非常に魅力的な選択肢」と語るのは、長野県で試験栽培を行う農家だ。従来の球形レタスに比べて病害虫に強く、天候リスクにも柔軟に対応できる。無農薬・国産を求める消費者のニーズに応える形で、鮮度抜群の「生茎レタス」や、丁寧な天日干しによる国産ブランド品が市場に並び始めている。