この味が東京で味わえるようになった背景には、ドラマのような執念の物語が存在する。創業者の入江健治氏は、ハノイで出会った一本のフォーに心を奪われ、この味を日本に持ち帰りたいと熱望した。
しかし、本家の店主であるティン氏は、これまで誰にもレシピを教えてこなかった頑固な職人だ。入江氏は何度もハノイへ足を運び、真摯な情熱と誠意を伝え続けた。その結果、奇跡的にスープのレシピ伝授と日本展開の許可を勝ち取ることとなった。ただのインスパイア店ではなく、本物の遺伝子を受け継いだ正式な看板として誕生した経緯が、ファンのリスペクトをさらに深めている。