具体的な製品例を挙げると、大正製薬の「パブロン」シリーズをはじめとする総合感冒薬には、解熱鎮痛成分としてアセトアミノフェンが広く配合されている。アセトアミノフェンは熱や痛みを和らげる優れた成分だが、過剰摂取は肝臓に大きな負荷をかける。
一方で、肌荒れや口内炎の緩和で親しまれている「チョコラBB」などのビタミン剤やドリンク類にも、製品によってはニコチン酸アミドやカフェインといった多様な成分が含まれている。これらを何の気なしに併用すると、解熱成分の代謝経路と干渉を起こしたり、胃粘膜への刺激が重なったりして、思わぬ副作用を誘発しかねない。