セルフケアを続けても一向に改善が見られない場合、単なる生活習慣上の問題ではなく、病的な要因が潜んでいる可能性を疑うべきだ。特に注意が必要なのが、水虫の一種である「足白癬」と、角質が異常に肥厚する「角化症」である。
足白癬といえば激しい痒みを連想しがちだが、かかとに発症するタイプは痒みがほとんど出ない特徴を持つ。そのため、単なる乾燥肌だと思い込んで見過ごされ、長年放置されるケースが後を絶たない。また、過度な刺激や遺伝的素因、代謝異常によって生じる角化症の場合、自己流の保湿だけで完治させることは不可能に近い。自己判断で間違ったケアを続ける前に、皮膚科専門医による適切な検査と診断を受けることが、遠回りに見えて実は最も確実な回復への近道となる。