手紙や挨拶状を作成する際、最も注意したいのが「誰の慶事に対して使うか」という視点です。
「佳」には「素晴らしい、美しい」と他者を称賛する意味合いが強く含まれているため、「佳き日」は原則として他人の慶事を祝福するために第三者が使う言葉とされています。例えば、新郎新婦や受賞者に対して「佳き日を迎えられましたことを〜」と述べるのが正しい作法です。
自分自身の結婚式や主催行事の案内状で「私たちの佳き日にご列席いただき…」と書いてしまうと、受け手によっては「自分たちの催しを自ら絶賛している」という印象を与えかねません。自分側のイベントを発信する場合は、「良き日」「記念すべき日」「門出の日」といった表現に置き換えるのが大人の配慮です。