ケネディは上院議員時代、病気療養中に執筆した著書『勇気ある人々(Profiles in Courage)』でピューリッツァー賞を受賞しています。同書の中で彼は、党派の利害や世論の批判に晒されながらも、良心に従って正しい決断を下した政治家たちを描き、真の勇気とは何かを問いかけました。
「A man does what he must — in spite of personal consequences, in spite of obstacles and dangers and pressures — and that is the basis of all human morality.」
(個人的な損得や障害、危険、重圧があろうとも、人は為すべきことを為す。それこそがすべての人間道徳の基盤である)
この不屈の哲学は、実弟であり司法長官としてケネディ政権を支えたロバート・ケネディにも受け継がれました。ロバートが1966年の南アフリカで語った「希望のさざ波」スピーチは、兄の理念と共鳴する伝説の名言です。
「Each time a man stands up for an ideal... he sends forth a tiny ripple of hope.」
(人が理想のために立ち上がるたび、希望の小さなさざ波が放たれる)
一人ひとりの小さな行動が合流し、やがて巨大なうねりとなって抑圧の壁を突き崩すというメッセージは、今も社会を動かす原動力として語り継がれています。