見た目が酷似している両者ですが、電気的特性と物理構造を分解すると、設計思想の違いがはっきりと浮かび上がります。まずは型番の規則性と主要スペックの比較から整理していきます。
日本産業規格(JIS)および国際電気標準会議(IEC)の規格において、ボタン電池 型番の見方には明確なルールが定められています。「C」は二酸化マンガンリチウム電池(公称電圧3V)、「R」は円形(Round)を示し、続く4桁の数字がミリ単位の寸法を表します。すなわち、最初の2桁「20」は直径20.0mm、後半の2桁「25」または「32」は厚さ(2.5mm / 3.2mm)を意味しています。
さらに同系統のラインナップとして「CR2016(厚さ1.6mm・容量約90mAh)」も流通していますが、これらを合わせたCR2016 CR2025 CR2032 比較において、直径はすべて20mmで共通しているものの、厚みと内部に封入された活物質の容量が階段状に異なっています。