Q1:クジラ構文(no more ... than)でthanの後ろに「not」がないのに、なぜ否定で訳すのですか?
A1:thanの後ろに置かれる節(C is D)は、「誰もが100%否定だと知っている自明のナンセンス(例:馬が魚であること)」を前提としているためです。「そんなあり得ないことと差がゼロ(no)である」と述べることで、前文の「A is B」も完全にあり得ない事実だと論理的に確定させています。
Q2:肯定版のクジラ構文(A is no less B than C is D)はどのように解釈すればよいですか?
A2:「no less」はマイナスをゼロにして強い肯定(まさにその通りだ)を生み出します。したがって、「CがDであるのと全く同様に、AはまさにBである」という意味になります。例えば「A whale is no less a mammal than a horse is.」であれば、「馬が哺乳類であるのと全く同じで、クジラだって間違いなく立派な哺乳類だ」という強い肯定・主張を表します。
Q3:共通テストや難関大の長文読解でクジラ構文が出てきた際、どう素早く見抜けばよいですか?
A3:長文中に「no more [形容詞/名詞] ... than」の形を見かけたら、瞬時に「筆者はA=Bを強烈に否定したいのだな」と大意を掴んでください。than以下に書かれている内容は単なるたとえ話に過ぎないため、細部を深読みしすぎず、前文の主張のトーン(強い否定)を掴むことが速読の最大のコツです。