花咲ガニが「幻のカニ」と呼ばれる真相!旬・味・鉄砲汁を完全解説

花咲ガニが「幻のカニ」と呼ばれる真相!旬・味・鉄砲汁を完全解説

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根室の漁師町で古くから冬の寒さを凌ぐ家庭料理として受け継がれてきたのが、花咲ガニのぶつ切りを味噌汁に仕立てた「鉄砲汁(てっぽうじる)」です。狭い殻の中にある身を箸で突っついて食べる様子が、鉄砲に火薬や弾丸を詰める仕草に似ていたことからこの名が付きました。

花咲ガニの殻には濃厚な出汁成分と特有の香ばしい脂が含まれており、出汁入り味噌を使わずとも、極上の深いコクがスープ全体に溶け出します。

🍲 根室郷土の味・本格「花咲ガニの鉄砲汁」レシピ(4人分)
  • 材料:花咲ガニの脚・胴体・殻(200g〜300g分)、水(800ml)、昆布(5cm角1枚)、大根(5cm・いちょう切り)、長ネギ(1本・斜め切り)、信州味噌または赤白合わせ味噌(大さじ3〜4)、料理酒(大さじ1)
  • 手順1:鍋に水と昆布、大根を入れて火にかけ、弱火でじっくり温度を上げながら大根を柔らかく煮ます。
  • 手順2:沸騰直前に昆布を取り出し、料理酒とぶつ切りにした花咲ガニの殻・身を投入します。
  • 手順3:アクを丁寧にすくい取りながら、中火で7〜8分ほど煮出してカニのエキスを抽出します。
  • 手順4:長ネギを加え、火を止めて味噌を溶き入れます。再び弱火でひと煮立ち直前まで温めれば完成です。

現地では、食べ終わった脚の殻を捨てずに集め、翌朝の鉄砲汁の出汁として再利用する家庭も少なくありません。締めに白米と溶き卵を回し入れ、カニ雑炊に仕立てることで、最後の一滴まで濃厚な旨味を余すことなく堪能できます。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。