長友佑都のシャトルラン伝説と驚異の数値|無尽蔵スタミナの科学

長友佑都のシャトルラン伝説と驚異の数値|無尽蔵スタミナの科学

長友佑都のシャトルラン伝説と驚異の数値|無尽蔵スタミナの科学の特集記事をご紹介します。最新トレンドが満載です。

サッカー界で一般的に持久力測定として用いられるのは、文部科学省の新体力テストでおなじみの「20mシャトルラン」をサッカー特有のインターバル走に進化させた「Yo-Yo Intermittent Recovery Test(ヨーヨーテスト)」です。20mの往復走の間に5〜10秒の短いアクティブリカバリーを挟み、徐々にスピードが上がっていく過酷なテストにおいて、長友佑都選手が残した記録は今なお指導者やチームメイトの間で語り草となっています。

長友選手の持久力神話の原点といえるのが、明治大学サッカー部時代のエピソードです。入学当初は椎間板ヘルニアの悪化により満足にプレーできず、スタンドでメガホンを握り太鼓を叩いて応援していた時期がありました。しかし、怪我の療養期間中にリハビリとして徹底的に取り組んだのが体幹強化とフィジカルの基礎再構築でした。

怪我を克服してピッチに復帰した後の体力測定において、長友選手は並み居るエリート選手たちをごぼう抜きにします。当時のチームメイトやスタッフの証言によると、全員が息絶え絶えになって脱落する中、長友選手だけがペースを乱さず涼しい顔で走り続け、測定機器の限界値に近い記録を叩き出したといいます。この圧倒的な走力と対人強度が当時の指揮官・神川明彦監督の目に留まり、FC東京への特別指定選手登録、そして北京五輪代表・フル代表への電撃選出へと繋がっていきました。

日本代表の合宿で行われたYo-Yoテストでも、国内屈指の俊英たちが次々とリタイアする中、最後の1人になるまで走り切るのが長友選手の「定位置」でした。元チームメイトの選手たちも当時の特番インタビュー等で「長友さんの心肺機能は化け物」「ついていこうとするとこちらの足が先に壊れる」と口を揃えており、単なる記録以上の絶望的な差を見せつけていたことが分かります。

吉田 誠
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吉田 誠

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