医療的な処置を選択する芸能人や一般ユーザーの生の声を取材・検証すると、高い満足度の一方で、事前の理解不足によるトラブルや後悔のパターンも見えてきます。
ボトックス注射を選択したタレント陣からは、「ノースリーブや淡い色のドレスを不安なく着られるようになった」「収録前の精神的ストレスが激減した」という絶賛の声が多く聞かれます。しかし、口コミを精査すると「注射時の痛みが想像以上に強い」「効果が半年程度で切れるため、年間5万〜10万円以上の継続コストがかかる」というデメリットが浮き彫りになります。また、注入量が多すぎると一時的に腕の脱力感や違和感を覚えるケースも報告されています。
一方、半永久的な効果を求めてミラドライを受けたユーザーの口コミでは、「汗の量が7〜8割減少し、シャツの汗ジミから解放された」という成功例が多数を占めます。ただし、現場の臨床データが示す通り、施術直後から1〜2週間程度は「脇の下の強い腫れ・内出血・しこり(拘縮)・一時的な感覚の鈍化」が発生します。多忙を極める芸能人がダウンタイムのスケジュールを確保できずに苦慮するケースや、100%完全な無汗状態を期待しすぎて「わずかに汗が残った」と不満を抱く後悔談も散見されます。
かつて多用された交感神経遮断術(ETS手術)については、手掌多汗症には劇的な効果を示すものの、術後に背中や太もも、胸元から大量の汗が噴き出す「代償性発汗」の不可逆的なリスクが高いため、脇汗単独の目的では日本皮膚科学会ガイドラインでも推奨度が低くなっています。医療技術の進歩した現在では、まず身体への侵襲が少ない外用薬やマイクロ波治療から検討するのが定石です。