早春の訪れとともに園内を彩る約1,100本もの梅林は、都内屈指の景観を誇る。しかし、見頃のピーク時に無計画に突入すれば、駐車場待ちの長い車列や鑑賞路の混雑に巻き込まれることは避けられない。
混雑をスマートに回避する鉄則は、開園直後の9時台に正門をくぐり、多くの来園者が向かう売店エリアとは逆方向の「ふるさと体験館」裏手から攻めるルートだ。朝の澄んだ斜光が差し込む時間帯は、白加賀や八重寒紅の花びらが透き通るように輝き、シャッターチャンスとしても最高の条件が整う。午後からの人波を横目に、静寂の中で馥郁たる香りを楽しむ優越感は何物にも代えがたい。