今回、編集部は伝統の味覚が生まれる現場へ潜入し、醸造蔵の奥深くに迫る独占取材を敢行した。足を踏み入れた仕込み蔵では、巨大な木桶のなかで大豆と麦が静かに息づき、時間をかけてゆっくりと熟成が進んでいた。機械による徹底的な温度管理とスピード化が推進される現代にあって、同社が貫くのは無添加と国産原料への徹底したこだわりである。
遺伝子組み換えのない厳選された国産大豆、九州産の麦、そして天日塩。余計な化学調味料や保存料には一切頼らない。蔵人が日々、微生物の微細な変化に目を光らせ、五感を研ぎ澄ませて管理を行うことで、まろやかで奥深いコクと芳醇な香りが引き出される。取材中、出来立ての味噌と醤油を試食させてもらったが、口に含んだ瞬間に広がる天然の甘みとうま味の波には言葉を失うほどだった。
さらに、蔵の職人がこっそり教えてくれた知られざる健康効果と絶品レシピの秘密にも注目したい。じっくりと長期間発酵させた本物の醤油や味噌には、腸内環境を整える有効な乳酸菌や多種多様な酵素、抗酸化作用をもつペプチドが豊富に含まれている。毎日の健康を支える一杯の味噌汁はもちろん、隠し味として「丸大豆醤油」を数滴垂らした特製アボカド丼や、味噌に刻み生姜とごま油を練り込んだ「万能万能味噌ダレ」は、素材の旨味を飛躍的に引き立てる極上レシピとして家庭でも簡単に再現できる。