今週のGI開催を目前に控え、美浦トレーニングセンターの追い切り現場は緊迫した空気に包まれている。特に注目を集めたのは、上位人気が予想される大物有力馬の最終調整だ。坂路で見せた圧巻のフットワークは、タイム以上の衝撃を現場取材陣に与えた。
計測された調教タイムは4ハロン51.8秒、ラスト1ハロン11.7秒。手綱を抑えたまま楽な手応えで急坂を駆け上がると、ゴールを過ぎてもなお伸びやかなフォームを維持していた。追い切りの時計だけを追うと見落としがちだが、道中の息入れや手前の換え方を見ても、過去最高の完成度に達しているのは明らかだ。
厩舎関係者は「攻め馬での動きは文句なし。前走からの上洗いが著しく、メンタル面でも完全に整った」と、極秘裏に手応えを明かす。美浦坂路コースの急坂をモノともしない体幹の強さは、週末の馬券予想を根底から覆す破壊力を秘めている。