北川景子のデビュー当時の経歴を振り返ると、そのスタート地点から群を抜いたスター性を備えていたことが分かります。地元・神戸の高校在学中だった2003年、モデル事務所にスカウトされた彼女は、同年開催された『Seventeen』のオーディション「ミス・セブンティーン2003」で見事グランプリに輝き、同誌の専属モデルとしてキャリアをスタートさせました。
当時の誌面で見せたスタイルは、まさに2000年代初頭のティーンカルチャーを象徴するクールビューティーでした。やや細めの眉に印象的なアイライン、そして研ぎ澄まされたフェイスラインは、同世代の女子中高生から「憧れのカリスマ」として絶大な支持を集めたのです。ネット上で今も語り継がれる北川景子のギャル時代写真は、単なる流行の模倣ではなく、すでに自立した強い女性像を体現していました。
同年に放送が開始された特撮ドラマ『美少女戦士セーラームーン』(CBC/TBS系)の火野レイ(セーラーマーズ)役は、彼女の本格的な女優デビュー作となりました。当時17歳から18歳にかけて演じたレイ役について、後に本人がテレビ番組のインタビューで「オーディションでは何もできず、ただ特技のリボン結びを披露した」と謙虚に語っていますが、現場関係者の証言では、当時から監督の厳しい指導に一度も涙を見せずに食らいつく並外れた根性を見せていたと伝えられています。