テンポの良い会話劇とドラマチックな構成を手掛けたのは、数々のヒット作を生み出してきた脚本家・中園ミホです。単なるシンデレラストーリーではなく、ヒロインの強さと弱さを人間味たっぷりに描き出したストーリーテリングは、当時のテレビドラマ界に旋風を巻き起こしました。
撮影現場におけるロケーションや裏話も非常に興味深いものです。寒風吹き荒れるボストンでのロケ撮影では、主演の松嶋菜々子と堤真一が極寒の中で息を合わせ、静寂の中に漂うピンとした緊張感を完璧に表現しました。松嶋の洗練されたファッションや佇まいは当時のトレンドを牽引し、堤の飾らない演技が作品のリアリティを支えていたのです。