結論から言えば、彼の国籍は現在もカンボジアである。日本の国籍法は原則として多重国籍を認めておらず、自己の志望によって外国の国籍を取得した場合、その時点で日本国籍を自動的に喪失する。そのため、「二重国籍なのではないか」「五輪が終わったら日本国籍に戻したのではないか」という一部の憶測は事実無根だ。
彼がカンボジア国籍を取得したのは2011年10月。カンボジア政府から正式に市民権を授与され、パスポートも同国のものを所持している。日本へ入国・滞在する際は、外国人ランナーやタレントとして所定のビザや在留資格を取得して活動を続けているのが実情だ。形式的な便宜上の手続きなどではなく、法的に紛れもないカンボジア国民として日々を過ごしている。