近年、教育・出版産業では難読漢字や言葉の由来を扱った書籍・ドリルが異例のヒットを連発している。スマートフォンの普及によって「読めるけれど書けない」漢字が増えた反動からか、手書きの美しさや漢字本来の成り立ちを再発見しようとする大人の学び直しブームが定着した。
とりわけ生き物の漢字表記は、子どもから高齢者まで幅広い層の興味を引くコンテンツだ。「蜥蜴」のような難字をさらりと読み解き、部首の歴史や文学的背景まで語れる知識は、SNSや日常の会話でも優れたコミュ力ツールとなる。出版各社もこのトレンドを見逃さず、図鑑と漢字ドリルを融合させた新感覚の学習教材を次々と市場に投入している。