街で見かける無人精米所は、どれも同じように見えて実はメーカーごとに明確な個性が刻まれている。日本の農業機械・精米産業を牽引する大手企業が、長年培った技術を競い合っているからだ。
業界を代表する株式会社クボタは、北尾裕一代表取締役社長のもとで推進される高度なマシン設計が光る。同社の機器は精米時の発熱を抑える構造に優れ、お米の風味や水分を損なわずにツヤのある仕上がりを実現する。一方、井関農機株式会社は冨安司郎代表取締役社長の指揮のもと、清潔感と操作性を極めた「クリーン精米屋」を展開。ヌカの飛散を防ぎ、明るく衛生的なキャビン内で心地よく作業できることから、女性やシニア層から厚い支持を集める。
さらに見逃せないのが、精米機専門メーカーとして確固たる地位を築く株式会社タイワ精機だ。同社は米粒同士の摩擦を細かく制御する独自の低温精米機構に強みを持ち、米割れを最小限に抑えるプロ仕様の仕上がりで根強いファンを持つ。設置されているマシンがどのメーカー製かを知るだけで、精米体験の質は一段と高まるはずだ。