「自分で彫ってみたものの、いびつな仕上がりになって後悔した」「就職活動や結婚を機に消したくなった」という相談が、いま美容医療業界の美容皮膚科クリニックに相次いで寄せられている。セルフ施術特有の「深さがバラバラな針の刺入」や「過剰なインクの深部注入」は、プロが彫ったタトゥーよりも除去が難しい場合が多い。
最新のピコレーザー照射技術をもってしても、完全に消し去るには数回から十数回の通院が必要となる。数千円のキットで手軽に刻んだ小さなマークが、除去時には数十万円から百万円単位の費用と、激しい痛みを伴う数年間の治療期間に化ける。安易な一針がもたらす代償は、想像以上に重い。