頑固に絡まり合って手ぐしが通らない髪でも、衣類用の「柔軟剤」と温度管理を徹底した「お湯パーマ」を組み合わせることで、新品同様の指通りを取り戻すことが可能です。柔軟剤に含まれる界面活性剤が繊維の表面を滑らかにコーティングし、静電気の発生を長期間ブロックしてくれます。
作業を行う際は、以下のステップを慎重に進めてください。
ステップ1:柔軟剤トリートメントの浸け置き
洗面器に約40℃のぬるま湯を200〜300ml入れ、衣類用柔軟剤を2〜3滴(小さじ半分程度)垂らしてよく混ぜます。首下を保護したリカちゃんの髪を浸し、優しく揉み込んだ後、約20分〜30分間浸け置きします。この段階で繊維同士の滑りが大幅に向上します。
ステップ2:毛先からの段階的ブラッシング
ぬるま湯の中で柔軟剤を軽くすすいだ後、水気を帯びた状態のまま目の細かい金属製コーム(またはタングルフリーブラシ)を使い、必ず「毛先」から少しずつ梳かしていきます。根元から一気に梳かすと結び目が固まり、繊維が伸びてチリチリになるため、5ミリずつ解きほぐすような丁寧さが求められます。
ステップ3:お湯パーマによるストレート再成形
絡まりが完全に取れたら、耐熱容器に70℃〜80℃に調整したお湯を用意します。沸騰した熱湯(100℃)に同量よりやや少なめの水を混ぜることで適正温度を作れます。コームで真っ直ぐに整えたリカちゃんの髪に、このお湯をゆっくりと回しかけるか、約10〜15秒ほど浸します。サランの熱可塑性を利用し、熱によって繊維の折れ曲がり癖をリセットする技術です。
ステップ4:急速冷却と自然乾燥
お湯から引き上げたらすぐに氷水や冷水に浸して急冷し、真っ直ぐな形状を繊維に記憶させます。タオルで優しく挟んで水気を吸い取った後、頭部にサランラップを軽く巻いて広がりを抑え、直射日光の当たらない風通しの良い場所で24時間以上自然乾燥させれば、驚くほどしっとりとしたサラサラヘアが完成します。