「自宅の庭でぽろたんを収穫したい」と考える家庭園芸ファンが増加しており、種苗店や大手通販サイトでも苗木の取り扱いが活発です。しかし、予備知識なしに苗木を1本だけ植えても、実はほとんど結実しません。
栗は自家不和合性(自分の花粉では受精しにくい性質)が極めて強い果樹です。ぽろたんは雄花の花粉が極めて少ないか不稔であるため、実をつけるには必ず別の品種の花粉(受粉樹)を受粉させる必要があります。しかし、従来の主要品種である「筑波」や「銀寄」などは、ぽろたんの雌花が咲く受粉適期と開花時期が微妙にズレるという栽培上の大きな難題がありました。
この受粉問題を完璧に解決するために農研機構が開発し、2016年に品種登録されたのが「ぽろすけ」です。
ぽろすけはぽろたんと開花期が完全に一致するよう設計されたベストパートナーであり、ぽろすけ自身も渋皮が簡単に剥ける特性を備えた大粒品種です。家庭菜園や果樹園でぽろたんの苗木を購入する際は、園芸販売店で「ぽろたん」と「ぽろすけ」の苗木をセットで入手し、近くに並べて植え付けることが収穫成功への最短ルートとなります。