財務体質の強化に伴い、市場からの期待がさらに高まっているのが株主還元の拡充だ。自己資本利益率(ROE)の劇的な改善を受け、配当金の連続増配や自己株式取得への意欲を明確に打ち出しており、個人投資家のみならず海外の機関投資家からの好感度も急上昇している。
もっとも、課題やリスクが完全に消失したわけではない。世界的な景気減速による個人消費の冷え込みや、海外市場における模倣品・海賊版対策のコスト増加、さらにIPの賞味期限をコントロールし続ける長期ブランディングの難易度は増すばかりだ。急成長を遂げたからこそ問われる「次の一手」の精度に、アナリストたちの熱い視線が注がれている。