Q1:地球の内核が逆回転すると、コンパス(方位磁針)が狂ったり北と南が逆になったりしますか?
A1:いいえ、すぐにコンパスが狂うことはありません。地磁気を作り出している主因は液体である「外核」の金属対流(ダイナモ作用)です。内核の周期的な減速によって磁場にわずかな変動が生じる可能性は研究されていますが、磁極が反転する「地磁気逆転」が今すぐ引き起こされるわけではありません。
Q2:人間や動植物の健康、GPSなどの社会インフラに悪影響はありますか?
A2:日常生活や人体、動植物への直接的な害は一切報告されていません。1日の長さがミリ秒単位で変化しても、UTC(協定世界時)の補正等でシステム管理されるため、スマートフォンやGPS通信などの社会インフラが麻痺することもありません。
Q3:内核が完全に回転を止めてしまう可能性はあるのでしょうか?
A3:地球の自転運動と角運動量のやり取りがある限り、完全に内核の動きが永久停止することはありません。過去の観測記録が示す通り、およそ35年かけて減速・逆行した後は再び加速へと転じる、数十年の規則的なオシレーション(振り子のような周期変動)を継続すると考えられています。