全国的な物価高が続く中、この市場が提示する価格設定には誰もが目を疑う。一袋にぎっしり詰まった島らっきょうが数百円、都市部なら高級品扱いされるスターフルーツやパッションフルーツが、驚くほどの庶民的価格で手に入る。
この圧倒的なコストパフォーマンスを支えているのは、中間マージンを極限まで削ぎ落としたJA沖縄の直営システムだ。農家が直接持ち込み、直接値付けをする。不揃いな形や少しの傷があっても、味に変わりはない。実質本位の価値観が根付いているからこそ、生産者は正当な対価を得て、消費者は最高の鮮度を安く手に入れることができる。