テレビドラマの歴史において、彼女の存在を決定づけたのがNHKの大河ドラマ『篤姫』だ。当時、番組史上最年少で主演に抜擢された彼女は、激動の幕末を生き抜いた薩摩出身の姫君を躍動感あふれる演技で演じ切った。愛くるしい少女時代から、江戸城大奥を率いる凛とした御台所、そして徳川家を守り抜く重厚な晩年までを見事に描き出し、日本中を熱狂させた。
毎週高視聴率を記録し、幅広い世代から圧倒的な支持を集めたこの作品は、大河ドラマという枠組みを超えた文化現象となった。プレッシャーを跳ね返し、巨大な現場を包み込む笑顔で引っ張った座長としての姿は、共演したベテラン俳優たちからも絶賛された。