2026年現在の室内環境シミュレーションと独自検証データから、空間の広さや用途に応じた「最も効率的な品種と配置」が明確になってきた。有害物質の除去率を最大化するには、ただ闇雲に置くのではなく、発生源と空気の流れを計算した配置が欠かせない。
まず、寝室には夜間に二酸化炭素を吸収して酸素を放出するCAM型光合成を行うサンスベリアがベストだ。密閉した夜間の寝室環境において、サンスベリアを枕元から1.5メートル前後の位置に2鉢設置した場合、未設置の部屋と比較して翌朝の空気の重苦しさが明らかに軽減されるデータが得られている。
日中の活動拠点であるリビングには、葉面積が広く蒸散作用の高いフィカス・エラスティカ(ゴムの木)やアレカヤシが適している。特にホルムアルデヒド濃度の低減スピードが速く、6畳あたり1〜2鉢の中大型サイズを配置することで、空気の清涼感を体感レベルで高めることが可能だ。また、日当たりが限られる洗面所や玄関には耐陰性の高いポトスを配置すると、湿気によるカビ臭やVOCの滞留を効率よく分散できる。