2019年12月、森下千里氏は長年所属した事務所との契約を終了し、芸能界からの引退を公式に発表しました。当時、スキャンダルや体調不良を疑う声も一部で上がりましたが、真相は「自らの力で社会に直接還元できる実業や活動に専念したい」という強い自立心にありました。
タレント時代から食育やピラティス、農業ビジネスに深い関心を寄せていた彼女は、東日本大震災の復興支援や一次産業の厳しい現実に直面。「メディアに出て発言する側」から「制度や法律を変える当事者」になる必要性を痛感したことが、政治家を志す直接的な動機となりました。
2021年3月、自民党宮城県連の公募に応募し、宮城5区支部長に就任。同年の第49回衆議院議員総選挙に出馬しました。当初は「知名度頼みのタレント候補」という厳しい批判や色眼鏡にさらされたものの、石巻市をはじめとする被災地・農村地帯に拠点を移し、雨の日も辻立ちを続ける徹底したドブ板選挙を展開。この地道な姿勢が、地元有権者の認識を少しずつ変えていくことになります。