八角部屋は創設以来、数多くの実力派関取を角界へ送り出してきました。現役・引退を問わず、部屋の歴史を彩る看板力士たちの系譜は相撲ファンの間でも高く評価されています。
部屋を牽引する看板力士:北勝富士大輝
現在の八角部屋の屋台骨を支えているのが、埼玉栄高校から日本体育大学を経て入門した北勝富士大輝です。立ち合いの鋭い踏み込みと強烈な喉輪・おっつけ、そして土俵際での執念深い押し相撲は、師匠である北勝海の現役時代を彷彿とさせます。三役(小結・関脇)での定着や金星獲得など、幕内上位で常に脅威となる存在として土俵を沸かせています。
指導者として後進を育てる:君ヶ濱親方(元関脇・隠岐の海)
島根県隠岐の島町出身の元関脇・隠岐の海(現・君ヶ濱親方)は、190cmを超える恵まれた体躯と柔らかい右四つの相撲で長年にわたり幕内上位で活躍しました。現役引退後は年寄「君ヶ濱」を襲名し、八角部屋付きの親方として若手の技術指導やメンタルケアを担当。押し相撲主体の北勝富士とは異なる四つ相撲の技術を体系的に指導できる体制が整ったことで、部屋全体の戦術的な幅が一段と広がっています。
歴代の関取・主な系譜一覧
- 北勝力英樹:元関脇。破壊力抜群の押し相撲で優勝争いに幾度も絡み、現在は年寄・谷川として相撲協会で活躍。
- 海鵬涼至:元小結。「土俵の曲者」と称された多彩な技のデパートとして小兵ながら土俵を席巻。
- 隠岐の海歩:元関脇。古典的な右四つ寄りを武器に幕内通算700勝超を記録。現・君ヶ濱親方。
- 北勝富士大輝:現役幕内力士。押し相撲の伝統を愚直に継承する八角部屋のエース。