フェノールフタレインの変色域はなぜ赤?仕組みと覚え方を徹底解剖

フェノールフタレインの変色域はなぜ赤?仕組みと覚え方を徹底解剖

フェノールフタレインの変色域はなぜ赤?仕組みと覚え方を徹底解剖について押さえておきたい ポイントを分かりやすく解説いたします。

酸塩基指示薬としてのフェノールフタレイン(英: Phenolphthalein)は、溶液の水素イオン濃度指数(pH)に応じて段階的に分子のあり方を変える試薬です。その基本特性を整理すると、以下の明確な変色ルールが存在します。

変色域と呼ばれる境界領域はpH8.0〜9.8です。pH8.0未満の酸性〜中性環境下では完全な「無色」を保ち、pH8.0を超えると徐々に淡いピンク色を帯び始め、pH9.8以上の塩基性条件下では鮮烈な「赤色(赤紫色)」へと移行します。

「中性=pH7.0」という基準から見ると、フェノールフタレインが反応し始めるpH8.0はすでに弱塩基性の領域に入っています。小学校や中学校の理科で「アルカリ性を検知する薬」と教わるのはこのためであり、純水や酸性溶液に垂らしても液色は無色透明のまま変化しません。まずは「酸性・中性=無色」「塩基性=赤色」という色の変化を確実に押さえておくのが第一歩です。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。